ニュースリリース:統合開発環境「Eclipse」を利用した「Eclipse for PARTNER Cross DevKit」でJTAG ICE(PARTNER-Jet)をサポート
2005年3月23日
関係者各位
京都マイクロコンピュータ株式会社
〒610-1104 京都市西京区大枝中山町2-44
統合開発環境「Eclipse」を利用した「Eclipse for PARTNER Cross DevKit」で JTAG ICE(PARTNER-Jet)をサポート
EclipseでPARTNER-Jetを利用した組み込みソフトの開発・デバッグをサポート
京都マイクロコンピュータ株式会社(京都市右京区大枝中山2-44 代表取締役社長: 山本彰一)は、Eclipse Foundationおよびオープンソースプロジェクトで開発が続けられているEclipseから、マルチコア CPU対応の弊社製のJTAG ICE:PARTNER-Jetを利用できるようにいたしました。この「Eclipse for PARTNER Cross DevKit」は統合開発環境として世界で元も普及しているEclipseを利用し、デバッグに関しては超高速JTAG ICE:PARTNER-Jetを利用します。デバッグハードウェアに関しては2005年第2四半期内の対応を予定しております。
EclipseはEclipse Foundation (
http://www.eclipse.org/)にてオープンソースプロジェクトで開発が進められている統合開発環境で、大規模開発・大規模チーム開発への対応、バージョン管理機能、メソッド名の自動展開、ビジュアルなDiff、plug-inによる機能拡張、グラフィカルユーザーインターフェースを備えたデバッガなどから構成されます。現在の最新安定版は3.0.1です。
また2005年第3四半期内にはデバッガソフト PARTNER のユーザインターフェースを大幅に改善したPARTNERバージョン4をリリースします。バージョン4ではユーザインターフェースのカスタマイズや、ユーザインターフェースで実行したコマンドをコマンドヒストリに残すなどの、大規模なソフトウェアのデバッグを快適に行える機能の追加や、ユーザーインタフェースのカスタマイズ機能の追加など、さまざまな改善がなされる予定です。
弊社代表取締役山本彰一は「全世界で最も普及している統合開発環境であるEclipseからPARTNER-Jetが利用できるようになり、開発者の皆様の選択肢を広げることができたことを大変嬉しく思っております。また今回採用したテクノロジーではEclipseのデバッガ、弊社デバッガソフト PARTNERの2つが同時にシームレスに動作することができ、既存のユーザ様にも喜んで頂けると確信しております」と述べております。
京都マイクロコンピュータでは、進化するPARTNERとEclipseを同時に1つのPARTNER-Jetに接続することができました。今後、よりいっそうの開発・デバッグ環境の充実に努めて参ります。
京都マイクロコンピュータ株式会社について
京都マイクロコンピュータ株式会社は、1985年の設立以来、開発環境の充実をテーマに製品の充実をはかってまいりました。ソフトウェア技術を中心に、それを活用するためのハードウェアも独自に開発、JTAG ICE、ROMインサーキットデバッガ、コンパイラなどの開発環境と、CPUボード類を軸に時代のニーズにお応えする製品をご提供いたします。 Linux組み込みOS環境での効率的なデバッグ等、今求められる技術、製品を開発する当社に、今後もご期待下さい。
主要製品
PARTNER-Jet(2003年11月発売)/PARTNER-JetM(2004年8月発売)は、Linux搭載の組み込み開発など最先端の環境に強力なデバッグ機能を提供しています。
PARTNER-Jet 超高速ダウンロード3MByte/secに対応したJTAG ICEです。 PARTNER-JetM 最大転送速度10MByte/sec以上のダウンロード速度を実現した、エミュレーションメモリ対応のJTAG ICEです。
お問い合わせ先