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ニュースリリース：京都マイクロコンピュータ、イーエルティが業務提携 MontaVista Linux対応エミュレータ PARTNER-ETⅡ、PARTNER-Ｊを販売開始

2003年1月21日
関係者各位
京都マイクロコンピュータ株式会社
株式会社イーエルティ

京都マイクロコンピュータ、イーエルティが業務提携
MontaVista Linux対応エミュレータ PARTNER-ETⅡ、PARTNER-Jを販売開始

京都マイクロコンピュータ株式会社(本社：京都市西京区、代表取締役社長：山本彰一、以下KMC)と株式会社イーエルティ(本社：東京都港区、代表取締役社長：坂本秀人、以下イーエルティ)は、既に多くの販売実績があるKMCのPARTNER-ETⅡ、PARTNER-Ｊを、イーエルティが組込みLinuxの最適なカーネルとして推奨している MontaVistaTMLinuxの開発環境に対応させ、2月より販売およびサポートを開始いたします。

PARTNER-ETⅡ、PARTNER-Ｊは、従来の組込み開発のデバッグ環境を踏襲し、組込みLinuxのデバッグ環境として利用できます。 Linuxカーネル、ローダブルモジュール、仮想アドレッシング空間で動作するアプリケーションなど、今までエミュレータデバッグでは困難とされていたデバッグ環境が可能となりました。このような開発環境を利用することにより、初めて組込みLinuxの開発を始める開発者の方々へのスムーズな導入、また容易に他RTOSから組込みLinuxへの移行が可能となり、開発工数の削減、コストダウンにも貢献できると考えられます。

イーエルティは、PARTNER-ETⅡ、PARTNER-ＪのICE環境専用サポートサービス：ICE Support Service Programを同時に提供します。ICE環境専用サポートサービスはソフトウェア、ハードウェア(ICE)を含めたサポートサービスです。不具合が生じた段階でイーエルティが一次窓口となりお客様の対応を行いますので、トータル的に問題解決が可能となります。

今回、出荷するPARTNER-ETⅡ、PARTNER-Ｊは以下のような条件に対応しております。
・サポートCPU： ARM7/9、AM33、SH3/4、MIPS(VR)

「PARTNER-J」について

PARTNER-Jは、オンチップデバッグ(JTAG.ETM)専用機です。CPUに内蔵されたエミュレーション・コントロールやブレーク/トレース機能を利用するデバッガです。業界標準のデバッガソフト“PARTNER/Win“を標準搭載しています。高速CPUのデバッグをリアルタイムにユーザーシステムに制約を与えずに実現できます。デバッグ対象資源は100％ターゲット資源を活用できるので電気的透過性は抜群です。また、CPUのもっているトレース/ハードウエアブレーク機能をサポートしていますのでキャッシュオン時でもトレース/ハードウエアブレークは対応可能です。フラッシュROMへの書き込みなどもサポートされています。
[特徴]
・ターゲットボード上のCPUのデバッグ専用コネクタにJTAGケーブルでダイレクトに接続
・常識を打ち破る超高速ダウンロード
・快適な操作性とハイレスポンスなコマンド応答
・ターゲットのバスやユーザ回路に全く負担をかけないエミュレーションを実現
・キャッシャブル空間やDRAM空間でのプログラム実行もリアルタイムトレースが可能
・フラッシュROMへの書きこみをサポート

【販売、サポート】

Linux対応PARTNER-ETⅡ、PARTNER-Ｊは、2003年2月より販売を開始いたします。販売窓口、およびサポート窓口はイーエルティが行います。
ご提供内容の詳細、および価格につきましてはイーエルティ営業までお問い合わせください。
※販売、サポートについてのお問い合わせ先：
　株式会社イーエルティ営業部 TEL:03-5251-4350 Email:info@emblit.co.jp

京都マイクロコンピュータ株式会社について

京都マイクロコンピュータ株式会社(本社：京都市西京区、代表取締役社長：山本彰一)は、1985年の設立当初から組み込み開発環境支援装置およびデバッガソフト(PARTNER)を中心とした組み込み開発環境の専業メーカーです。 ROMインサーキット型の開発環境では日本国内において最大のシェアを誇っています。今日ではRISCを中心としたデバッグツール、コンパイラ、CPUリファレンス・ボードなど時代のニーズにお応えするトータルな環境を提供してまいりました。求められる最高基準の技術、製品を開発する当社に今後もご期待ください。

株式会社イーエルティについて

株式会社イーエルティ(本社：東京都港区、代表取締役社長：坂本秀人)は、組込みLinuxのツールインテグレータとして、2001年5月に設立されました。組込みLinuxユーザが必要とする、統合開発環境、ハードウェアデバッグ環境、アプリケーション開発プラットフォームをターンキーで提供しています。多数の組込みLinuxベンダとの協業、および半導体ベンダとの協業を行い、Emblix 等の組込みLinuxに関するコンソーシアムにも積極的に参加など組込みLinuxシステムに関して他方面からのアプローチを行い、製品、技術、サービスを提供しています。

MontaVista^TMソフトウエアについて

MontaVista^TM Software, Inc.（本社：米国カリフォルニア州サニーベール）は、組込みシステム用のオープンソースシステムソフトウエアのリーディングプロバイダです。リアルタイムオペレーティングシステムの先駆者ジェームス・レディ（James Ready）によって 1999年に設立され、主力製品として、MontaVista^TM Linux^TM Professional EditionおよびMontaVista^TM Linux Carrier Grade Editionを提供しています。
MontaVista^TM Linuxは、通信インフラからコンスーマ機器までの幅広いアプリケーション分野を対象として、組込み開発のためのオープンソースソリューションを提供します。モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社は、MontaVista^TM Software Inc. の100％日本法人として2000年7月に設立され、日本市場に対して組込みLinux、およびそれに関わるあらゆるサービスを提供しています。

Linux は Linus Torvalds の登録商標です。
MontaVista は MontaVista Software, Inc. の商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。